後味の悪い話 サブカル板支部
- 1 :名無しさん@お腹いっぱい。:2016/06/05(日) 15:54:34.79 ID:vdjSbyIC.net
- ■注意■
・ネタバレ必須です。 既出上等。
・知らない人にも内容がわかるように紹介して下さい。(>>2-5あたり参照)
・ageよりsage進行でおながいします。
・映画や小説、漫画、ネットの噂などのネタやコピぺも可です。
・1回で投稿しきれない長文は、投稿前にメモ帳でぜんぶの文章を書き終えてから、連続投稿してください。
聞いた後に何となく嫌な気分になったり、切なくてやりきれない夜をすごしてしまったり、
不安に駆られたり、体中がむず痒くなるような話を語り合うスレです。
- 70 :名無しさん@お腹いっぱい。:2023/10/04(水) 02:05:47.45 ID:QZp7MiYX.net
- >>69
諸行無常
- 71 :名無しさん@お腹いっぱい。:2023/10/04(水) 16:49:37.05 ID:QZp7MiYX.net
- アーマードコア6ファイアーズオブルビコン
なんか惑星ルビコンでめっちゃよく燃える新資源が発見されたんだけど、その新資源が事故か何かで大爆発したらしく、その炎は惑星ルビコンのみならず宇宙にまで広がり、星系が丸ごと焼け、天文学的な数の命が失われた
それから半世紀後
燃え尽きたかに思われていた新資源が再びルビコンから発見される
星系をも燃やすその新資源の利権をめぐり、複数の勢力がルビコンで争奪戦を繰り広げる
主人公は生物兵器の犬なんだけど、不良品の在庫として廃棄処分されそうになっていった
そこへ現れたドッグトレーナーを営む老人ウォルターに買い取られ、主人公はウォルターの猟犬としてルビコンに投下されて戦場を駆ける
戦火の中で主人公はウォルターをはじめとする様々な人々と交流していく
時に共闘し、時に敵対し、その刺激によって主人公は人間性に目覚めていく
終盤で主人公とウォルターは絶体絶命の危機に陥り、辛うじて主人公は生き延びるが、ウォルターは消息不明となる
だが、それを見越していたウォルターの遺した遺言メッセージによって、彼の真の目的が「新資源の根絶」だったことが明かされる
実は半世紀前の事故は「この新資源は人類を滅ぼす」と予見した研究者によって意図的に引き起こされたものだったのだ
ウォルターはその研究者の遺志を継いでおり、燃え残った新資源に火を点ける事により、今度こそ新資源を焼き付くそうとしていたのだ
主人公には「ウォルターの遺言に従って新資源を燃やすか否か」の選択肢が与えられる
燃やす場合、再び星系規模の大爆発が発生
その星系に居た人々は善人も悪人も全員が焼け死んだ(たぶん、またしても天文学的な数の犠牲者)
今度こそ新資源は燃やし尽くされ、ルビコンは何の価値も無い廃惑星として放棄されることとなった
主人公は消息不明となったが、その名は(たぶん稀代の大量虐殺者として)歴史書に載ることとなった
スタッフロール後、死んだウォルターからの最期のメッセージが再生される
「お前を縛るものはもう何も無い。これからのお前の選択がお前自身の可能性を広げることを祈る」
- 72 :名無しさん@お腹いっぱい。:2023/10/20(金) 09:10:19.39 ID:l2JLb1pr.net
- 町中で有名な美女→25年後汚物まみれで発見されてしまう…本当にあったやばい事件【ずんだもん&ゆっくり解説】
https://www.youtube.com/watch?v=0HbT32WKEI8
- 73 :名無しさん@お腹いっぱい。:2023/10/25(水) 16:49:59.32 ID:17jKdEkS.net
- 『柔らかな背』矢樹純
うろ覚えです。
主人公は最近もの忘れが多くなってきたお婆ちゃんA。
夫とは死別。同居している出戻りの娘はいつも小言ばかりで、
去年、Aが軽い交通事故を起こしたことを理由に、車も自由に運転させてもらえない。
そればかりか家事一切を自分に押し付け、
王様のように振る舞う娘に対してAの不満はたまる一方。
ある日、離れて暮らす長男の息子から突然電話がかかってきた。
「もしもし、オレ、オレ。おばあちゃん、助けて欲しいんだ・・・」
驚いて話を聞けば
「悪い友人に騙されてお金を要求されている、家族には絶対に知られたくない」と言う。
かわいい孫の大ピンチ。Aは「おばあちゃんが必ず助けてやるからね」と誓う。
孫の友人は明日金を取りにくるという。金さえ渡せばすべて解決する、と孫。
その程度の金なら、ヘソクリにしてある亡き夫の保険金で工面できるはず・・・。
次の日、Aがタンスの底を探るとあるはずの保険金はすっかりなくなっていた。
「娘が勝手に使い込んだに違いない! もう許せない!」
いつも口うるさい娘への怒りが爆発したAは、
娘が行きつけにしているパチンコ屋へ乗り込んでいく。
いつものようにパチンコに興じる娘を見つけると、
日ごろの不満をぶちまけ、盗んだ金はくれてやる、出ていけ!と啖呵を切るA。
ぽかんとする娘から車のキーを取り上げ、
そのまま自分の運転で、孫から聞いた「金の受け渡し場所」へ向かう。
受け渡し場所にはいかにも素行の悪そうな男が立っており、
Aにヘラヘラと金を要求してきた。
「昔から自分のことはなんでも自分でやってきた、
孫のことだって、自分がきっと守ってみせる」
そう決意したAは、思いっきりアクセルを踏み込んで男を跳ね飛ばす。
宙を舞う男。しかしまだ息はあるようで・・・。
***
すべてが終わり、自宅でぼんやりしているA。
そこへチャイムが鳴り、警察がやってきた。
「もしもし、おばあちゃん、この女に見覚えはない?」
見せられたのは「娘」の写真だった。
「この女はね、家族のいない寂しい老人たちに取り入って、
家に上がり込み、財産を根こそぎ奪っていく詐欺師なんですよ。
おばあちゃん、まさか騙されてないよね?」
呆然とするAの脳裏に、おぼろげな記憶がよみがえっては消える。
本当の娘は、去年、自分が交通事故でひき殺してしまったんだったっけ。
金を要求してきた男は、さっき、家の浴槽に沈めて息の根を止めたんだっけ。
その死体はどこかに片付けたんだっけ。そのまま置いてあるんだったっけ・・・。
「それじゃ少し、家の中を調べさせてもらうね」
警察官たちが家に入ってきた。
- 74 :名無しさん@お腹いっぱい。:2023/10/25(水) 20:16:37.20 ID:K2mOU2v+.net
- 最後に浴槽で殺したって部分が悪質と判断されて罪が重くなりそうで後味悪い
- 75 :名無しさん@お腹いっぱい。:2023/10/27(金) 06:18:44.42 ID:n3BKHe9q.net
- 以前YouTubeで観た、とある実話(?)の遭難事件に関する動画なんだけど…
いくら検索してもその動画が見付らないから、うろ覚えで書く(知ってる人いたら詳細教えて欲しい)
たぶん大航海時代辺りの頃の出来事
白人の船乗り「B」達が未発見の島を新発見し、さっそく上陸して島民(土人)とのファーストコンタクトを試みた
しかし島民達は未開の部族である筈なのに何故か「英語」を話すではないか
島民達は「我々の祖父(?)達も貴方達と同じ白人だった」と奇妙なことを語る
不思議に思ったB達は島を調査し、古い日記を発見する
その日記は百年以上前に海難事故で行方不明となった白人男性「A」が書き遺したものであり、恐ろしい内容が記されていた
Aは船長であり、大勢の船員達と共に船旅へ出た
だが海難事故によって遭難し、件の未開の島に漂着してしまう
そこでAは船員達を率いてサバイバル生活を始めた
Aが最初にやった事は、「全ての銃を自分しか知らない秘密の場所に隠すこと」だったらしい(この行為は一見すると「争いを避けるため」とも見えるが、後世の考察によると「Aが支配権を握るためだったのだろう」と推測されている)
島民とも交流し、物々交換等を行った
島民達は友好的だった。それでも異邦人であるA達のことを完全には信用していないらしく、交渉は男達だけで行われ、女子供の居る集落には決して近寄らせなかったらしい
Aの行動は不自然な点が多かった
遭難して救助を待つ身だというのに、海辺ではなく島の奥のジャングルで生活し、船員達に海(を通りがかる船)を見張らせる事すらしていなかったのだという
まるで意図的に「隠れている」かのようであり、「救助されたくない」かのよう
実はAは本国では裁判を待っていた身であり、そもそも今回の航海自体も国から許可を取っていない違法な出航だった
それらのことから、おそらく「今回の船出はAの私的な『逃亡』のようなものであり、本国へ帰る気が無かった」と推測されている
それから月日が流れ、次第にAは様子がおかしくなっていった
Aは何度も「集落へ入らせて欲しい」と島民の男達に頼んだが、悉く断られた
ある日とうとうAは秘密の隠し場所から大量の銃を持ち出すと、船員達に配備し、そして凶行に及んだ
A達は、交渉の場に現れた島民の男達を銃で皆殺しにしたのだ
そしてA達は島民の集落へと辿り着くと、島民の女達にこう言った
「この島で我々以外の男は皆死んだ。これからは、我々がお前達の夫である」
こうしてA達は島民の女たちを妻にし、子孫を残したのである
Aはこの時の事を日記にこう書き記している
「理屈抜きで、あの時の我々は『種を残さねばならない』という得体の知れない強い衝動に突き動かされていた。あの時の我々は獣だった」
そのままA達は島に帰化して寿命で死に、島にはA達の種と白人の文化が残ったのである
この話には後日談が存在する
Aの子孫である島民たちは、冒頭のB達によって持ち込まれた伝染病に感染し、免疫が無かったため全滅してしまったのだ
- 76 :名無しさん@お腹いっぱい。:2023/10/29(日) 11:04:43.73 ID:GvgP/xAD.net
- >>75
「北センチネル島」っぽい話ですね…。
怖いのはやはり人間。武力をかざした人間。
- 77 :名無しさん@お腹いっぱい。:2023/10/30(月) 07:56:57.36 ID:HZ6OxpqH.net
- Aが徹頭徹尾クズだな
本国で裁判沙汰になるほどの奴だし
北センチネルも似たような事で絶滅しかけた事があったのかもしれん
だとすれば絶対に島外人を生かしておかないのもわかる
- 78 :名無しさん@お腹いっぱい。:2023/11/02(木) 03:27:05.28 ID:WZKvjF+E.net
- でもサバイバル中に女日照りになったりしたら
誰しもちょっぴり虐殺くらいしちゃうよね
人間だもの
- 79 :名無しさん@お腹いっぱい。:2023/11/24(金) 17:28:56.05 ID:cs6O/SUo.net
- アメイジング・デジタル・サーカス: パイロット
https://youtu.be/HwAPLk_sQ3w?si=j0gEY4q1TfzXvJYC
- 80 :名無しさん@お腹いっぱい。:2023/12/10(日) 12:35:02.15 ID:+YtjOwid.net
- 私は障害者の通所施設の職員として勤めていた。
利用者は意思疎通の取れるレベルで、全種類の障害が対象だった。
ある日、若い女性としては珍しいAちゃんが入所してきた。Aちゃんは精神障害だった。
大人しい子で中々心を開かなかったが、私は根気強く話しかけて話を引き出した。
Aちゃんは病気のため両親と上手くいかず、地元に縁を切って逃げてきた、
友達もいない天涯孤独の身、とのことだった。
私は不憫に思って、施設で誰かと仲良くなれればいいのにと余計な心配をした。
Aちゃんの入所から程なくして、年の近いB君が入所してきた。B君は軽度の知的障害だった。
Aちゃんは私に、B君のことをしきりに聞いてきたり話題にするようになった。
AちゃんがB君を気に入っているのは明らかだった。
直接話しかけてみればいいのにと勧めたが、Aちゃんは遠目に見ているだけだった。
何の進展も無いまま数ヶ月が過ぎたある日。
Aちゃんは私に「小説を書いたので見てほしい」と渡してきた。
Word文書40ページに及ぶ力作で、内容は可愛らしいスクールラブだった。
登場する男女はどう見てもAちゃんとB君がモデルだった。
ちょっと怖いと思ったが、平穏なハッピーエンドなのであまり危機感は持たなかった。
頭の中でこんなに上手くいったなら、B君に話しかけてみれば?
空想で満足してたら永遠にお友達が出来ないよ。
せめて連絡先だけでも交換したら?
私は少し説教気味にAちゃんに呼びかけた。
さらに数ヶ月後、AちゃんはB君と遊んだことを楽しそうに話すようになった。
順調に行っていると思って応援した。
夜中の3時に電話が鳴った。B君からだった。B君は憔悴した様子で話した。
B君はAちゃんにホテルに誘われた。
ひとたび入室したが、Aちゃんは病的なくらいガリガリだった。
応じられないと思って何かと理由を付けて逃げたが、Aちゃんは泣いていた。
後で心配になって電話しても通じない。とのことだった。
もう一度電話してみるように言ったが繋がらなかった。
私からも電話してみたが繋がらなかった。
2人でうろたえているうちに朝になった。
嫌な予感がしてホテルに向かったが、遅かった。
ホテルにはパトカーが到着していた。
私はどうしてこう無責任に関わり合いを勧めたんだろうか。
悔やんでもAちゃんの命は戻らない。
それにしても小説の方は純愛で、こんな展開無かったのに…。
- 81 :名無しさん@お腹いっぱい。:2023/12/12(火) 02:29:20.33 ID:dH3rFR0a.net
- Aちゃんなら俺の隣で寝てるよ
- 82 :名無しさん@お腹いっぱい。:2023/12/16(土) 19:53:32.19 ID:cWVpFQkk.net
- ふう…
- 83 :名無しさん@お腹いっぱい。:2023/12/16(土) 20:36:17.29 ID:cWVpFQkk.net
- 小林由香という人の小説「ジャッジメント」。今より少し未来、「復讐法」という制度が制定された世界が舞台だ。
罪を犯した者は、まず従来通りの法律で裁判を受ける。判決後、被害者(死亡の場合は遺族)に選択権が与えられる。判決をそのまま受け入れるか、もしくは犯人にされたことをそのままお返しするか。殺人犯の場合、心神喪失で不起訴だったとしても、復讐法を選べば殺すことができる。ただし、選択した遺族が自分の手で実行しなければならないという条件付きだ。
5本のエピソードが収録されているが、3話目の「アンカー」という話が特に後味悪く、印象深かった。
心神喪失者による無差別殺傷事件が起き、3人が殺され、複数の重傷者が出た。殺された人の遺族が1人ずつ呼び出され、多数決によって復讐を適用するか決めることになる。
弟を殺されたガラの悪いあんちゃん・母親を殺された主婦のおばさん・婚約者を殺された若いリーマン(他に身寄りがいなかったらしい)。従来の法律では犯人は不起訴で、しばらくしたらまた世に出てきてしまう。
「絶対復讐だ!あんた達は賛成してくれるだけでいい。俺一人の手で刺し殺してやる!」と憤るあんちゃんだが、おばさんは「犯人は許せないけど、だからといって殺すのは…主人にも反対されてますし」と迷っている。リーマンも「僕も迷っています」と、言葉少なに答える。やがて読者に対し事件の詳細が少しずつ明かされていくのだが…。
- 84 :名無しさん@お腹いっぱい。:2023/12/16(土) 20:36:52.29 ID:cWVpFQkk.net
- 事件当時、犯人は最初に通りすがりの親子連れを襲おうとしたが、おばさんの母親が犯人を背後から呼び止めて説得しようとした。犯人は彼女をターゲットに切り替え、真っ先に刺した。またリーマンの婚約者はたまたま近くでショーウィンドウを眺めていたのだが、犯人に腹を滅多刺しにされた。刺されながらも彼女は店の中に向かって「ドアを閉めて、鍵を開けないで!」と叫んでいた。
あんちゃんは言う。「おばさんのお母さんも、リーマンさんの彼女さんも、自分も危険なのに他の人を助けようとした立派な人達じゃないか。だからこそ犯人を許してはいけない。なぜ躊躇っているんだ?」
おばさんは答える。「犯人だって子供の頃から両親に虐待され、学校でもいじめられていたそうじゃありませんか。どうしても憎み切れないんです」
それに対するあんちゃんの返事は「俺と弟だって、母親が病死した後親父に虐待されていた。ある日、俺は弟が殺されそうになったので親父を刺してしまったんだ。死にはしなかったが、俺は少年院に入り、弟は施設に入れられた。弟は『親を刺した奴の弟』といじめられてたのに、俺に心配かけまいと『友達ができた、こんな遊びをした』と噓だらけの手紙をよこしてたんだ。だから俺は院を出たら、絶対に弟に楽をさせてやると決めてたんだ。犯人は虐待されてたというけど、だったらなぜ虐待した連中を殺さなかったんだ?」
そして相変わらず言葉少なに「迷っています」というリーマンだが…彼は所謂死刑廃止団体に入っていて、彼女ともそこで知り合ったと明かされる。彼女は小学校の教師だったが、その仕事を選んだ理由は「子供達は互いに許し合える心を持っているから」と語っていたそうだ。
しかしそこへ、同じ事件で息子を刺された父親が探偵を使ってリーマンのことを調べ上げて現れ「どうか復讐法を選んでください!息子は命は取り留めましたが、足を刺されて一生走ることができないんです。陸上の夢を諦めたんです!」と土下座して訴える…。
- 85 :名無しさん@お腹いっぱい。:2023/12/16(土) 20:37:20.69 ID:cWVpFQkk.net
- そして、選択を決定する日。とうとうおばさんは「おばあちゃんを殺した犯人を許さないで!」という娘の叫びに背中を押され、復讐を選択する。これで過半数となり、復讐は決定となった。あんちゃんは「良く選んでくれた。奴を刺すのは俺一人でやるから」と感謝するが、おばさんは「いいえ、あなただけに背負わすわけにはいかない。私も一緒に刺します!」と宣言する。
しかしリーマンは「僕は…どうしても賛成できません」と言って部屋を出ていこうとする。「卑怯者!」と叫ぶおばさんだが、あんちゃんは「そんな言い方をしないでくれ。リーマンさんだって俺達と同じくらい苦しんで結論を出したんだ。それに…この3人で争いたくないんだよ。短い間だったけど、同じ苦しみを味わった仲間なんだからさ」となだめる。
そしてエピローグ。
元々世間から注目されていた事件だったため、マスコミはリーマン1人だけが賛成しなかったことを突き止め、他2人を偉大な勇者のように喧伝し、リーマンを「恋人の復讐もできないダメな奴」と書き立てた。
リーマンは実家も嗅ぎつけられたため、連日押しかけられて母親がノイローゼになってしまった。「自分の選択は間違っていたのか…」と苦悩するものの、彼女が生前誕生日指定で送っていたプレゼントが届いたことで、前を向いて生きていこうと決意する。
一方犯人だが…おばさんは結局泣き喚いてばかりで、犯人を刺すことはできなかった。あんちゃんも流石に自分の手で刺すとなると…と躊躇っていたが、犯人が「どうせならもっと殺しときゃ良かった」と呟くのを聞いて、叫び声を上げながら犯人を刺し殺したという。
この小説は、この一文で終わる。「3回突き刺したのは、彼なりの友情だったのだろう」。
- 86 :名無しさん@お腹いっぱい。:2023/12/16(土) 23:05:24.53 ID:e1UFMj3p.net
- 後味悪いというよりは色々考えさせられる話だな
最後の一文は初見ではちょっと温かい気持ちになったが
冷静に考えたらいくらヤバ系のあんちゃんでも
人殺しに慣れていない限り最初の一撃だけで殺すのは難しいのでは…w
個人的には「しない選択をした人が責められる」のが怖いからこそ
復讐は合法化されるべきではないって以前から思ってた
主義主張以前に、凄腕の協力者をつける権利と資金でも追加されない限り
復讐対象から返り討ちにされたり他の家族にまで危害が及ぶかもしれないし
本物のクズなら殺したい相手に冤罪被せてその復讐の名目で殺しかねないし
- 87 :名無しさん@お腹いっぱい。:2023/12/18(月) 13:00:21.12 ID:fCUfK6xe.net
- 安武わたるの短編漫画。
モチーフは昔話の「六部殺し」。
(1/2)
主人公は、田舎の農村で暮らす村娘。
頭の良いしっかり者だが、顔は田舎臭くて垢抜けない。
対照的に、幼馴染の女友達Aは美少女の上、長者の娘であることを鼻にかけない素直な性格で、村の男達の視線を独り占め。
いつも一緒にいる主人公は何かにつけて比べられ、惨めな思いをするが、Aは少しも気づかず「主人公ちゃん、大好き」と懐いてくる。
遊んでいる最中、Aを庇って主人公が顔に大怪我をした時も、男達は陰で「Aじゃなくて良かった」「主人公なら元々不細工なんだから、顔に傷が残っても変わらんだろう」と嗤うばかり。
このままでは、一生Aの引き立て役で終わってしまう。
主人公は一大決心をして村を離れ、大きな町の商家で奉公することにした。
長者の娘であるAは遠方の地に奉公に出るなど許されないので、やっと離れて暮らすことができるという計算だ。
長者の家では相変わらず男達から「醜女が来た」と陰口を叩かれるものの、Aの引き立て役にされることと比べればずっとマシ。
賢い働き者の主人公は先輩女中から可愛がられ、女将や大女将からの信頼も得る。
商家の跡取り息子Cに淡い恋心を抱いたこともあり、生まれて初めて幸せを感じる。
ところがそこに、父親を説得したAが奉公に来てしまう。
涙ながらに再会を喜ぶAに対し、顔を強張らせる主人公。
- 88 :名無しさん@お腹いっぱい。:2023/12/18(月) 13:00:57.66 ID:fCUfK6xe.net
- (2/2)
それからは、村での暮らしの再現だった。
男達は何かにつけてAと主人公を比べ、嘲笑う。
天真爛漫としたAは、たちまち周囲の好意を集めていく。
CもAに惹かれていっていることが、主人公にはすぐ分かった。
そんなある夜、一人で仕事中の主人公のところにAがやって来る。
A「Cさんに求婚されたの。だから私、それなら主人公ちゃんを私と一生一緒にいられるようにしてくれって頼んだわ」
主人公「私に、一生小間使いになれっての?」
A「まさか。主人公ちゃんは私のお姉さんも同然だもの。一緒に家の仕事を・・・」
我慢の限界だった。
反射的に主人公は手元の石でAを滅多打ちにして殺し、亡骸を川に投げ捨てる。
数日後、変わり果てたAの死体が打ち上げられた。
死体は水に揉まれてぼろぼろであり、主人公が殴った痕跡には誰も気づかず、<夜、うっかり足を滑らせて川に落ちた>と結論付けられる。
無惨なAの死体と、子どもの頃からずっと一緒にいたAの笑顔が交錯し、泣き崩れる主人公。
その後、主人公とCは結婚した。
共にAの思い出話をし、慰め合ううちに情が湧いたのだ。
主人公は女将や大女将に気に入られていたため話はすんなりまとまり、間もなく男の子を授かる。
主人公の内助の功もあって商売は順調、家は大きくなるばかり。
唯一の不安は、もうすぐ三歳になろうとする息子が、いつまで経っても喋らないことだ。
これは、Aの祟りなのだろうか。
ならばどうか、私に祟ってほしい。
この子は許してやってほしい。
苦悩する主人公の前で、ある時、とうとう息子が「かあちゃん」と喋る。
狂喜し、Cや舅姑を呼び集める主人公。
家族全員が揃う前で、息子は言った。
「こんな夜だったね、主人公ちゃん。あんたが私を殺したのは」
それは間違いなく、Aの声だった。
Aは鈍感だったかもしれないけど、主人公を引き立て役扱いする気は一切なく、本人主観では大好きな幼馴染として慕っていただけ。
主人公も、Aが善良な子だということはよく分かっていたからこそ、距離を置いて新天地で居場所を得ようとした。
善意や努力がすべて無に帰す展開が後味悪かった。
- 89 :名無しさん@お腹いっぱい。:2023/12/18(月) 21:21:09.75 ID:aZUIJGvW.net
- >>88
けど、こういうのってさ、現実世界でもあるよね。
幼稚園、小学校、中学校、幼馴染み同士のママ友とか。
人が1番怖い。優しくしても、慕っても、妬まれてる可能性がある。
その何かの妬みは恐ろしい恨みに変わるから。
- 90 :名無しさん@お腹いっぱい。:2023/12/18(月) 23:12:35.95 ID:xRQx0Cj+.net
- 悪いが、全く同じように働いているのに
顔のために自分が贔屓されて親友が迫害されている事に
素で気づかないのなら少々頭が弱かったんでは…
- 91 :名無しさん@お腹いっぱい。:2023/12/19(火) 15:10:11.41 ID:3P0fjh8W.net
- 同じような漫画を読んだ記憶がある
お金持ちの美少女と、その召使いの少女(醜女)の話
二人は同い年で仲が良かったけど、片方は美しいお嬢様、片方は醜い召使い
幼い頃はごく普通の幼馴染のように親しくしていたけど、成長するにつれて召使いはお嬢様と自分が対等な存在ではないこと、自分が醜いことを自覚していく
お嬢様は召使いのことを本当に慕っていて、なんならこの家の養子になって本当の姉妹になればいいのにと思ってるくらい召使いのことが好き
だけど召使いの心の中には「所詮自分は使用人」という気持ちが常にあって、お嬢様が優しくしてくれるのはそうすることによって優越感を得られるからだと思い込むようになる
お嬢様がいる限り自分は一生幸せになれないと思った召使いはお嬢様を殺そうとするが、揉み合いになって結局自分が死んでしまう
泣き崩れるお嬢様で終了
- 92 :名無しさん@お腹いっぱい。:2023/12/19(火) 20:25:18.99 ID:MFxbbzYT.net
- 読み切りエロ漫画『ビデオガール』(ジャンプの『電影少女』ではない)。
作者は「不可川えむ」。単行本は出しておらず、電子で読める。
主人公である若い男が、夜中にパソコンでエロ動画を見ているところから始まる。
廃刊寸前の都市伝説雑誌に紹介されていた「ヤバい動画が投稿されてるサイト」を閲覧してみたのだが、投稿されてるのはAVの違法アップロードされた動画ばかり。
「何がヤバいサイトだよ、つまんねー」と悪態をつきながら閉じようとした直前に、新しい動画が何者かから投稿された。白いサマードレスを着た美少女が微笑んでいるサムネで、露骨なエロサムネばかりの中では浮いていた。
「どうせ清楚系AVだろ」と思いながらも再生してみたが…サムネの通り、サマードレスの美少女が海辺をニコニコと走り回っており、一昔前のアイドルのPVのようだ。
「ホームビデオでも間違って投稿したのか?」と思っていると…突然画面が変わった。壁にヒビの入っている古い家の屋内で、先ほどの少女が高校の制服姿でカメラに語りかけている。
「ちゃんと撮れてるかな?こんにちはユキコです。さっきのドレスは『おともだち』に買ってもらったの。紹介するね。『おともだち』の、 くん(名前は空白)。そして撮影役の、 くん」
「なんだよこれ…」と呟く主人公。動画では、ユキコが『おともだち』の2人(顔は写ってない)と3Pを始め、中出しをされる。
そして再びユキコがアップになり「お母さん、お父さん、私はここで幸せに」(ここでブツッと映像が終わる)
「こ、凝った作りのAVだなあ…」と自分に言い聞かせながら、コンビニへ夜食を買いに出かける主人公。その途中で交番の前を通り過ぎるが、行方不明の貼り紙があることには気付かなかった。
「〇〇ユキコ 平成元年、下校途中で失踪。情報をお寄せください」
この漫画が描かれたのは令和元年なので、30年前の失踪ってことだ。いまだ見付かってないという事は、普通に考えたら殺されているんだろう。
しかし犯人も彼女を拉致っておきながらサマードレスを買い与えて海で走り回らせたり、なにがなんだか分からない。
絵のヘタウマさ加減も手伝って、なんとも不気味な印象を残す漫画だった。
なお作者は現在消息不明だ。ツイッターで何やらヤバいことを言っていたらしいが、この漫画を最後に(少なくともこの名義では)活動していないようだ…。
- 93 :名無しさん@お腹いっぱい。:2023/12/21(木) 09:15:15.71 ID:eXY6WyuX.net
- >>92
>なにがなんだか分からない。
いや、分かるだろ・・・
まあそれは置いておくとして
なんか近年にも「15年くらい前(当時15歳くらい)に行方不明となっていた女性の遺体が地元で発見された」って事件が有ったな
しかも死亡推定時刻がつい最近で、つまり行方不明になってから近年(30歳)まで生きてたってことで・・・
ネット民の推測で「何者かによって拉致換金されて15年間も性奴隷にされていた」って囁かれてて、
死の理由に関しては「被害女性は早い段階で女の子を出産させられた。その子供が性奴隷としての適齢期になった。だから母親である被害女性は用済みになって処分されたのではないか?」という推測も有って、胸糞悪くて吐きそうな気分になった
「ちょうど30歳で死んだ」っていうのも、その説の信憑性を裏付けるかのようにも言われてて・・・
日本でもプチエンジェル事件とかペッパーランチ事件みたいに闇の深い事件が有ったし、海外ではエプスタイン島とか他にも色々と有ったし
現実に有るんだろうなぁ・・・(-_-;)
人間怖い
- 94 :名無しさん@お腹いっぱい。:2023/12/21(木) 17:40:06.60 ID:ElPDK3sk.net
- 『モナーク』という糞ゲーに登場する双子の姉妹の話。
(設定とかシナリオは箇条書きすると面白そうに聞こえるかもしれないけど、肝心のゲーム自体はBGM以外に褒める所が無くてマジで凄くつまらない糞ゲーだから、万が一にも興味を持って買ったりしないよう注意)
ジャンルは学園RPG。
人間の「願い(・・・のようなもの)」を糧する「悪魔」の存在する異界に閉じ込められた学園が舞台。
悪魔と契約して異能の力を得た主人公が、異能力を悪用する他の契約者たちを倒していき、異界からの帰還を目指すという物語。
美人なことで有名な双子の姉妹がいた。
かつては仲睦まじい姉妹だった。
姉のA子は色恋沙汰に関して純情で、「お花畑」「夢見がち」「恋に恋している」「白馬の王子様を待つお姫様」みたいに周囲から噂されるような「乙女」だったらしい。
ある意味ではB子も似たようなものだった。
だが、B子はある年のバレンタインデーに何故か1人で泣きじゃくってたのを境に、別人のように豹変した。
いろんな男と代わる代わる付き合う、恋多き魔性の女となった。
それ以来、趣向が真逆になった姉妹は全くと言っていいほど絡まなくなった。
そして、学園が悪魔の存在する異界に閉じ込められた途端、今度はA子が豹変する。
A子は「色欲の悪魔」と契約したことにより「炎」を操る能力を得て、男子生徒たちを次々と焼き殺すという凶行に走り始めた。
人間が悪魔と契約すると異界の何処かに「願いの結晶」なる物が生成される。
それを破壊されると契約者は願いを失うため、悪魔との契約が破棄される。
(願いを破壊された人間は人格に何らかの変調をきたす上、願いに関係する記憶まで失う)
主人公は願いの結晶を破壊すべく異界を探索し、A子の物と思われる願いの結晶を発見。
だが、それを阻止すべくA子(偽)が現れ、主人公と戦闘になる。
この際、何故かA子(偽)は炎ではなく「氷」を操って戦う。
どうやらA子が契約した色欲の悪魔の本当の能力は「温度」を操ることだったようで、それによって炎や氷を発生させられるらしい。
主人公は戦ってA子(偽)を倒し、願いの結晶を破壊。
それによってA子(偽)は悪魔との契約を失い、意識不明となる。
これにて一件落着ってムードになるのだが、またしても人体発火による焼死事件が発生。
ここで主人公の仲間が真相に気付く。
なんと、実は先ほど倒されたA子(偽)の正体は「偽物」だったのだ!(勘の良い人なら既に察していたかもしれないが)
その正体は双子の妹のB子であり、入れ替わることでA子の身代わりになろうとしていたのだ。
通常は悪魔一体につき人間一人としか契約を交わせない筈なのだが、A子とB子は血肉と魂を分けた双子であるが故に、はからずも姉妹二人で一体の悪魔との契約を共有することとなってしまっていたのだ。
そして温度を操る能力も二つに分割され、「熱する能力」はA子に、「冷ます能力」はB子へと割り振られていた。
主人公は再び異界を探索し、今度こそ本物のA子(真)と対峙する。
そしてA子の口から真相が語られ始める。
(のだが、A子は全てを語る訳ではない。A子の凶行の動機に関しては、他の生徒達の証言や、学園や異界のあちこちに落ちている文章などを照らし合わせなければ見えてこない)
- 95 :名無しさん@お腹いっぱい。:2023/12/21(木) 17:42:25.69 ID:ElPDK3sk.net
- A子とB子は仲の良い姉妹だった。
けど、実はB子は「同性愛者」であり、しかも実の双子の姉であるA子に恋をしていた。
だからB子はバレンタインデーにA子宛の本命チョコを作ってA子に「愛の告白」をした。
しかしA子は「恋に恋してる」からなのか同性愛というものに全く理解が無く、「気持ち悪い」と感じ、B子を手痛く拒絶したらしい。
それからというもの、A子は徹底的にB子を避けるようにまでなった。
拒絶された上に避けられるようになったB子は、せめて元の仲の良い姉妹に戻りたいと、「ノンケアピール」を始めた。
何人もの男と付き合い、「自分は同性愛者ではない」と振る舞うことで、A子と仲直り出来ると思ったのだ。
だが、そんな魂胆はA子には見え透いていたし、「恋に恋して白馬の王子を待つ純情な乙女」であるA子にとって、何人もの男と代わる代わる付き合って身体を重ねるB子の姿は「穢らわしい」ものにしか見えなかった。
(要はA子は反LGBTで、潔癖症だった)
そんなA子にも、ついに春が来た。
憧れの野球部の部長に告白し、OKされ、交際がスタートしたののだ。
しかしA子は知らなかったが、部長はスケコマシの遊び人だった。
女子と付き合っては手痛く別れて捨てるという行為を繰り返し、何人もの女子の精神を破壊しており、陰で「メンヘラ製造機」と噂されてるような男だったのだ。
(野球部の部室には、こんな感じの書き置きが残されている。「A子ちゃんってチョロいよ。俺の使い古しで良ければ、お前らも使う?」。つまり、A子は散々弄ばれてから部員や後輩に代わる代わる払い下げられ、慰み者、言わば「公衆便所」にされていた)
あんなに恋に恋して、お伽噺の白馬の王子様が現れるのを待っていたのに、A子は気が付けば自分自身もB子と同じく「穢され」ていた。
だからA子は発狂した。
学園が異界に閉じ込められ、悪魔が現れて契約を持ち掛けてきた時、A子は「穢れを燃やして浄化する力」を願い、「炎」を操る異能を与えられた。
同時に、双子の妹であるB子は姉に対する自分の恋心が冷めることを願っており、氷を操る異能が与えられた。
そしてA子を倒すべく主人公が現れた時、A子は久々にB子に声をかけた。
「私のために身代わりになってほしい」と。
B子は異能力を悪用などしていなかったが、A子からの頼みを喜んで引き受けた。
そのことを主人公に語りながら、A子はB子を嘲笑った。
「馬鹿な妹よね、身代わりになれば、また私と仲良くしてもらえると思ってたんでしょうね。ほんと、気持ち悪い」
結局A子も主人公に破れて願いの結晶を破壊され、B子と仲良く意識不明となって保健室送りになる。
終盤で二人もと意識が戻るんだが、願いを破壊されたことで記憶の大部分が消えてて憑き物が落ちたかのように弱々しくて大人しい性格になってて、互いに「自分達が仲の良い姉妹だった」ということすら忘れている。
周囲の人々からそう言われたから「私達って、仲の良い姉妹だったのよね?」「だったら、仲の良くいましょうね?」って感じで確認し合ってて、混乱を深める学園の中で怯えながらも互いに寄り添い合っていた。
なんか以前の姿(A子は陽気?で荒々しいメンヘラで、B子は妖艶で大人びたお姉さん風)を知ってると、見るのが偲びなかった。
- 96 :名無しさん@お腹いっぱい。:2024/01/05(金) 03:33:42.77 ID:I+tHQsMg.net
- ディズニー100周年のゴミ『ウィッシュ』レビュー
https://www.youtube.com/watch?v=HQDUEU-Zhyc
- 97 :名無しさん@お腹いっぱい。:2024/01/06(土) 01:11:28.12 ID:GGmUy2Jq.net
- ソウルハッカーズ2というゲームで、ジャックフロストの引っ越しサブクエストが個人的にモヤっとする。
世界各国の神話や伝説や都市伝説などに登場する悪魔や妖怪や怪異などのモンスターを使役して戦う『女神転生』シリーズの系譜の作品。
シリーズを代表する看板モンスターとして「ジャックフロスト」という無邪気で可愛い系のモンスターがいる。
(ポケモンで例えるとピカチュウ、デジモンならアグモンみたいなポジションのキャラ)
ソウルハッカーズ2においては、ジャックフロストがダンジョンの道端に現れて、
「この地を新しい住処にしたいのだけど、既に住み着いている恐ろしいモンスターが邪魔で暮らせない。だからそのモンスターを駆除して欲しい」
と主人公にお願いして来る。
このジャックフロストたちは色んな場所でこの依頼をして来て、依頼ごとに討伐対象のモンスターも変わるんだけど・・・。(一応説明しておくと、この作品のモンスターは全て知的生命地)
最初の依頼での討伐対象が「土蜘蛛」。
巨大な蜘蛛の妖怪で、醜くて恐ろしい姿をしていいて、いかにも悪の妖怪って感じ。
だが、個人的にモヤモヤする問題点は、土蜘蛛という妖怪の説明文と言うか、発祥の背景。
知っている人も多いと思うが、土蜘蛛の元(モデル)になったのは、日本の先住民だったと言われている人種の末裔。
いわゆる蝦夷の類い。
大和の朝廷に従わなかったことで「まつろわぬ民」と呼ばれ、朝敵として大和によって滅ぼされた。
その後に、「人間ではなく悪しき妖怪だった」ということにされた悲しき部族。
そんな土蜘蛛を、ジャックフロストは「怖い妖怪が居て邪魔だから」という理由で主人公に駆除させてしまうのだ。
個人的にはプレイしながら「これは移民による先住民の淘汰を比喩したネタなのかな?」と思っていたのだけど、ストーリーを進めてみるとジャックフロストは各地で色んなモンスターの討伐依頼を出してくるから、違うのかもしれない。
しかし理由がどれも自分勝手でしょうもなく、「自分の兄弟がそのモンスターのアレルギーだから」とかだったりして、やはりモヤモヤする。
(土蜘蛛含む、駆除されるモンスター達も全て知的生命体)
さらに、一度依頼をクリアしても、暫くすると「また土蜘蛛が沸いた。今度こそ駆逐して欲しい」と再度ジャックフロストが同じ依頼をしてくる。
何度でも無限に。
(真に駆逐されるべき害悪はジャックフロストの方では・・・?)
- 98 :名無しさん@お腹いっぱい。:2024/01/13(土) 13:59:24.26 ID:GK3wLIqi.net
- 私は保育園から中学校までほとんど苛められていた。
集団いじめもあったけど、それとは別に、一人で執拗に私をターゲットにしてくる人もいた。
いじめっ子はまるで代替わりのように、代わるがわる常に存在した。
そして、その人たちは不思議なくらいみんな不幸に見舞われて消えていった。
A子 親が離婚して引っ越し
B子 拒食症になって不登校、ガリガリになってるらしい
C子 保健室登校、手首は傷だらけ
D子 進学先で不登校になり引きこもり
E子 みんなが滑り止めで受けるような底辺校に不合格
F子 親が離婚して精神不安定になり、保健室
など…
何が後味悪いって、まるで呪い返しのように私も不幸になったこと。
高校から親が気が変になって虐待に遭い、大学では不治の病に罹って就職できず、今は家族と絶縁して孤独な施設生活を送っている。
私はあの子たちを呪ったつもりなんてないし、もちろん呪いの儀式とかやってない。
別にみんな幸せになって構わないから私も幸せになりたかった。
- 99 :名無しさん@お腹いっぱい。:2024/01/13(土) 19:22:19.41 ID:Cf+yBPxV.net
- そう言えば子供の頃、拒食症を疑いたくなるくらい不自然に痩せ細った子がクラスにいた
当時の自分は「ガリガリだなぁ…」と以外に何とも思ってなかったが、今思うと何かしらの病気で痩せ細っていたのではないだろうか?
転校してしまったからその後を知らないのだけど、もし病気だったなら、悪い子ではなかったから切ない
病気ではなく無事に健康でいてくれることを願う
- 100 :名無しさん@お腹いっぱい。:2024/01/17(水) 21:10:30.33 ID:l5/ZklXD.net
- https://www.youtube.com/watch?v=6H4Y_Tt7fqc
- 101 :名無しさん@お腹いっぱい。:2024/01/19(金) 15:16:44.32 ID:uyXKywIi.net
- >>94にあるゲーム『モナーク』から、「クロムウェル」という人物と「憂鬱の悪魔」の話。
大昔、「クロムウェル」という謎の人物がいた。
クロムウェルは異界の研究者であり探索者でもあり、「憂鬱の悪魔」という悪魔を相棒にして異界を深く旅していたらしく、彼の書き遺した大量の研究データや手記や日記などの文献が異界のあちこちに散乱している。
それらを拾い集めて繋ぎ合わせていくと、彼の正体が垣間見えてくる。
「かつて神が降り立った」と言い伝えられる土地が存在していた。
その土地は異界へと繋がっており、異界には人間の願いを叶える怪異「悪魔」が存在しているらしい。
とある一族が「神を異界へと封印」し、そのままその土地を代々管理して守護してきており、神や悪魔や異界の存在を秘匿していた。
クロムウェルは謎の「組織」に所属するエージェントであり、異界から利益を得ることを企む組織から「神が降り立った地」の調査を命じられた。
件の地へ潜入したクロムウェルだったが、「運命の女性」に出会って恋に落ちてしまう。
「彼女」は異界を守る「一族」の末裔であり、組織に所属するクロムウェルとは対になる立場だった。
クロムウェルは全てを捨ててでも彼女と結ばれる決断をし、名を変え、姿を変え、別人に生まれ変わった。
「これからは、彼女と二人で、この地を守って生きていこう」
クロムウェルの手記はそう大団円で締め括られる、かに見えた。
しかし、次の手記は「彼女が死んだ」という一文から始まる。
何があったのかは不明だが、彼女は若くしてこの世を去ったのだ。
クロムウェルは「悪魔」に縋ってでも愛する彼女を生き返らせることを「願った」。
クロムウェルが異界で最初に出会って契約を交わしたのは「憂鬱の悪魔」という女性型の悪魔だった。
憂鬱の悪魔は「万物の存在の“有無”を操る」という強大な能力を待っており、無から有を創造し、その逆も可能だった。
憂鬱の悪魔はクロムウェルの願いに応じ、彼女の肉体を創造した。
それは確かに彼女の肉体だったが、そこに彼女の魂は宿っておらず、ただの肉の人形に過ぎなかった。
「万物の存在の“有無”を操る」程の悪魔の力をもってしても彼女を生き返らせることは叶わない。
ならば、悪魔よりも上位の存在、「神」の力ならどうだ?
こうしてクロムウェルは言い伝えに有る「封印されし神」を探し求めて異界を彷徨い始めた。
気が遠くなるほどの研究と探索、数多の怪異や悪魔と戦い、そして果てしない旅の末に、ついにクロムウェルは封印されし「神」のもとへと辿り着いた。
クロムウェルは「神」と対話し、彼女を完璧に生き返らせることが可能であることを知る。
「神」も、その願いを叶えることを快く承諾してくれた。
だがクロムウェルは、悲願の成就を目前にして、
「諦めた」。
神に何も願わず、ただ絶望と悲しみに包まれながらその場を後にしたのだ。
手記はここで終わっており、その後は記されていない。
- 102 :名無しさん@お腹いっぱい。:2024/01/19(金) 16:50:07.78 ID:uyXKywIi.net
- ゲーム本編でクロムウェルのその後が明かされる。
物語の舞台となる地には学園の理事長は、年齢的には高年の老婆である筈なのだが、その容姿は20代のように若々しくて実年齢を感じさせない美女。(本人曰く「美容には気を使っていない」らしい)
その夫は執事で、年相応の風貌のダンディーなイケオジ。
物語終盤で、この夫妻(執事と理事長)の正体がクロムウェルと憂鬱の悪魔の成れの果てだったと判明する。
かつてクロムウェルが神を前にして絶望し「願い」を諦めた際、相棒だった憂鬱の悪魔はクロムウェルを哀み、自分なりの方法でクロムウェルを救おうとした。
憂鬱の悪魔の「有無を操る能力」は物質だけでなく「記憶」にまで干渉することが可能だった。
だから憂鬱の悪魔はクロムウェルの記憶から「妻が死んだ」という記憶を消去し、自らの姿を妻(理事長)ソックリに作り替えて成り替わっていたのだ。
そのようにして憂鬱の悪魔は長年に渡ってクロムウェルの最愛の妻を演じながら、この地を守る「一族」としての役目も遂行してきていたというわけ。
理事長の姿が若々しくて美しいのは、憂鬱の悪魔が「死んだ時点での妻」の姿しか知らないから。
しかし、黒幕の出現によって綻びが生じ始めた。
黒幕は外の世界へ出て現実をメチャクチャにすることを目論む無邪気な悪魔で、そのために裏で暗躍しまくり、ついに現実に進出する。
4つあるノーマルエンドルートの内の2つでは、黒幕によってクロムウェルが殺される。クロムウェルの死によって憂鬱の悪魔は精神崩壊して発狂してしまい、ラスボスとして主人公によって倒されて終わる。
4つのノーマルエンドをクリアした後で解禁される真のグッドエンドルートでは、主人公たちは「神にお願いしに行く」ことにする。
そして主人公たちが神の封印されている領域の扉の前にたどり着くと、そこへクロムウェルが現れて立ちはだかる。
この最後のルートのクロムウェルは諸事情により全ての記憶を取り戻し正気に戻っていて、憂鬱の悪魔との主従関係も取り戻している。(ついでに黒幕のことは既にボコって処してきたらしい)
クロムウェルによると、神や悪魔の力で願いが叶うというのは言わば「世界の改変」であり、それが為された世界は歪められた世界であり、本来の世界ではないらしい。
彼女、クロムウェルが愛した妻は、神や悪魔に干渉されないあるがままのこの世界を愛し、それを守ろうとしていた。
「私は、彼女が愛したこの世界を守りたい。だから神に力を使わせるわけにはいかない」
こうしてクロムウェルが敵として立ち塞がるので、主人公はクロムウェルを倒す。
主人公は神に会って願いを叶えて貰って皆で仲良く元の世界に帰ってハッピーエンド。
なんかひたすらクロムウェルが不憫な話だった
- 103 :名無しさん@お腹いっぱい。:2024/02/14(水) 05:37:20.61 ID:awyEjrWv.net
- 姿を消した115名 消えたロアノークの植民地の謎【ゆっくり解説】
https://www.youtube.com/watch?v=vG6cHQiyVdI
- 104 :名無しさん@お腹いっぱい。:2024/03/10(日) 15:40:27.69 ID:jtCtDtW1.net
- ユニコーンオーバーロードっていう戦略RPGの「騎士領土奪還」というクエスト
舞台は中世ヨーロッパ風のファンタジー世界
悪の帝国が大陸の近隣諸国を侵略して征服し、大陸統一を成し遂げている
とある王国の騎士領も帝国の統治下に置かれ、新しい領主には前の戦争で武功を上げたガストンっていう帝国軍人が任命される
このガストンという男、よほど食欲旺盛なのか「食」というものに異常なほどの執着心を抱いているらしく、民に重税を課せて大量の食糧を徴収して備蓄し、さらに配給制度まで設けることによって民の自由な生活や商売を制限した
それはさながら共産主義の独裁国家みたいな感じで、多くの領民がガストンに反感を抱いた
特に、善良で正義感に溢れるアデルっていう若い騎兵が義憤に駆られ、出奔してガストンに反旗を翻すが、いかんせんガストン領は広大だし兵力も高くて太刀打ちできない
そこへ通りがかったのが亡国の王子として王国奪還のために反乱軍を率いる主人公
アデルから協力を求められ、主人公は領民を救うべくガストン領に攻め込むこととなる
戦いが始まると、アデルは主人公の威光を借り、かつての仲間である敵兵達に説得を試みていく
その説得によって多くの敵兵が主人公側へ寝返って味方となる
こうして主人公達は味方を増やしながら戦場を駆け抜けていく
だが、戦いが中盤にさしかかった頃、アデルの説得に応じない忠義者な敵兵達も出てくる
敵兵「昔、私の家は食い詰め、一家心中しようとしていた事が有った。その寸前でガストン様が食料を持って現れ、『死ぬ必要は無い』と言って、パンとスープを与えてくださり、食卓を供に囲んでくれまでした。ガストン様は我が命の恩人。それを裏切ることなど私には出来ぬ」
悲しいけどこれ戦争なので、主人公たちはその敵兵達を倒していく
そして中間地点である街を制圧し、帝国の支配からの解放を領民達に宣言する
でも街に居た町人からの反応は何故か薄い。普通はもっと歓喜するところなのに
町人「確かにガストン様は重税を課していますが、配給はちゃんとしてくれていますよ?」
って感じで、「帝国よりは王国に統治された方がマシではあるけど、別にガストンの統治ってそこまで悪くなくね?」的なニュアンスが漂っている
ついに主人公たちはガストンの砦に辿り着き、ガストンを討ち取ることに成功
瀕死のガストンは、陥落した砦を見て「苦心して集めた食料が」と嘆く
なんとこの期に及んでまだ食料のことを考えている
そんなガストンを主人公たちは罵るが、ガストンは反論する
「私は私利私欲で食料を集めていたわけではない。『飢饉』に備えて食料を蓄えていたのだ。この戦乱の時代、いつか必ず飢饉が起こる。その時ための備蓄食料だったのだ」
さらに領主は、こう言い遺す
「主人公よ、お前も王であるのなら、決して民を餓えさせるな・・・。幼い頃に私がしたような苦しみを、民に味合わせるな・・・」
「・・・ああ・・・でも・・・私はもう・・・飯の心配は・・・しなくていいのか・・・・・・」
この領地の奪還後、領地の騎士は「税を徴収する権利は我々に戻ってきた。これで昔のように裕福な生活が出来る」と喜び、商人は「商売で大儲け出来る」と喜んだ
町人は「ガストン様は配給を遅らせるようなことは決して無かった」少しだけ領主を惜しんでいる様子だった
(個人的に思ったことだけど、領主が極端に餓えを怖れる異常者だったのは事実として、餓えを無くしたいという願い自体は純粋だったし、ただ手段を間違えていただけのような気もする。そして騎士や商人の反応を見るに、重税と配給制度を敷いた領主のことを一番疎んでいたのって「既得権益者」だったのではなかろうか?って)
- 105 :名無しさん@お腹いっぱい。:2024/03/30(土) 14:59:30.57 ID:3zLo/irA.net
- https://youtu.be/6ArQtBZISqU?si=bkKjleX5Wy9MwoWz
- 106 :名無しさん@お腹いっぱい。:2024/04/22(月) 16:20:42.53 ID:PqpLYaKQ.net
- オシリスの天秤という作品の第三話「依頼の理由」
主人公は殺し屋の青年
依頼主の語る「殺しの理由」は嘘である場合が多いから、主人公は普段であれば真偽をハッキリさせるために一ヶ月かけて事前の調査を行う
だが、とある依頼は早急な任務遂行を要求しており、数分しか猶予が与えられなかった
主人公は標的である研究者の男性に詰め寄り、「命を狙われる理由に心当たりは有りませんか!?」と詰問する
しかし男性は心当たりが無い様子で、どこか情けなくて悪人のようにも見えない
あーでもないこーでもないと思案した末に、とうとう理由に思い至る
「あの時、感染してたのか・・・」
この男性、未知の凶悪なウイルスを研究していたのだが、研究中の事故により誤って感染していたらしく、そのことに気付いた関係者によって殺害依頼が出されていたのだ
主人公は自分も感染するのではないかと怖れるが、男性曰く、発症前であれば「キスや性行為くらいでしか感染しない」とのこと
胸を撫で下ろす主人公
すると、突如として男性が主人公に襲いかかり、キスをしようと迫る
男性「一人で死ぬなんて嫌だ!一緒に死んでくれ!」
主人公「それ!そういう性格だから、命を狙われたんですね!?」
主人公は迫り来る男性を殺害する
「気の毒に思いますが、貴方の性格はウイルスより危険です・・・」
- 107 :名無しさん@お腹いっぱい。:2024/04/23(火) 17:08:27.41 ID:d0dQfW/4.net
- 説明読む限りではブラックジョークか落語みたいで草
本物は多分シリアスなんだろうけど
- 108 :名無しさん@お腹いっぱい。:2024/04/28(日) 23:42:49.86 ID:/SqCXxWc.net
- >>107
基本的にはシリアスな作品だよ
https://www.youtube.com/shorts/XofPhH_B9vs
最終回での主人公自身の結末も悲劇的なバッドエンドだし
件のウイルスのエピソードだけは少しギャグっぽくなってる
研究者の男の死に顔がキスしようと唇を尖らせたままで、少しだけ「ひょっとこ」みたいになってて、だぶんブラックユーモア的な意味合いも含んでる
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